躁うつリズムのサラリーマン

うつ病・双極性障害Ⅱ型により、同じ職場で3度の休職をしているぼくのリアルな体験記。『病気は個性』と思える日がやってくる。

(伝えることが重要)うつや双極性障害の体験

こんにちは。

今日は残念ながら一日曇り空。やっぱり晴れの日が好きだなぁと思います。

 

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今日は昼からとある講演会にお邪魔してきました。

 

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つい1週間前に、たまたま新聞でこの講演会を知りました。

障害者の方々が、日々生活の中で感じることや伝えたい想いを語る場。精神・視覚・聴覚・心臓などに障害を抱えておられる10名の方々が、ご自分の言葉でお話されていました。当事者からの、経験者にしか分かりえないお話は、それぞれほんとうに心に響きました。大変参考になる有意義な時間でした。

 

この会の中で、「ヘルプマーク」についてお話をされている方がおられました。皆さんヘルプマークってご存知でしょうか?

ぼくはお恥ずかしならが、今日までその存在すら知りませんでした。

 

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内部障害(内臓系疾患やペースメーカーなど)を抱えておられる方や妊娠初期症状の方、精神障害や知的障害などの方々は、一見健常者の方々となにも変わらなく見えるが故に、周囲の人から理解が得られずに苦しい思いをしていたり、災害や体調の急変時に適切な対応が受けられるかどうか不安に思っていたります。

 ヘルプマークは、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるように作成されたマークで、平成24年に東京で配布がスタートした後、徐々に全国各自治体に広がっているそうです。

 

h-navi.jp

 

このヘルプマークについて話をされていたされていた方は、

ヘルプマークは何をしてほしいのかを伝えてくれるものではない。

何を助けてほしいのかがわかるヘルプマークがあると、もっと世の中が良くなる

 そんなお話をされていました。

 

ぼくが患った双極性障害という病も、外見からは何もわかりません。せいぜい「ちょっと元気がない人」とか「やけにテンション高い人」くらいの見え方だと思います。でも、見えないからこその苦しさがある。伝えたくても伝えられない、言葉にできないもどかしさがある。ぼくは、今誰かに何をしてほしいわけでもないけれど、辛い時に辛いということを知っていてもらえていたら、きっと救われるなぁと感じました

 

今日登壇されたほとんどの方が、「〇〇さん、どこが悪いの?そうは見えないけど(全然普通じゃん)」と言われた経験があるそうです

きっとあなたも、病気未経験の方からはそう見えていると思います。そのもどかしさに苦しむ日もあるのではないかと思います。かといって、別に誰かに何かをしてほしいわけでもないですよね?気持ちは痛いほどわかります。

 

双極性障害やうつも、例え軽度であろうとも堂々と意思表示のできる世の中になれば、みんなもっと生きやすくなるんでしょうね。経験者として、そうなればいいなぁと感じた一日でした。

 

うつ病を体験した方々の闘病体験が綴られた一冊。著者である田中圭一さんご自身もうつ病を患った経験者です。自分の生活や経験とリンクするケースが多く、大変共感を憶えました★