躁うつリズムのサラリーマン

うつ病・双極性障害Ⅱ型により、同じ職場で3度の休職をしているぼくのリアルな体験記。『病気は個性』と思える日がやってくる。

『自分にとっての当たり前』から抜け出してみる

新型コロナから始まった激動の2020年の年末は、どのテレビを観ても、誰のSNSを見ても『最悪の年』と言っている場面が多かった。ぼく自身もここまで自由が無かった年は初めてでした。遊びに行くことが出来ず、ストレスの溜まる日々。いつまで続くのか、これに関しては早く終わるコトを願うばかり、、、

 

皆さんにとっては去年はどんな年だったでしょうか?因みにぼくにとっての最悪の年は2017年。それまで2回のうつ病診断で休職していたぼくが、双極性障害(躁うつ)の診断を受けて3回目の休職をした年。度重なる休職への情けなさと、今後への大きな不安、双極性障害という『障害』を受け入れる抵抗感、、、そんなことをひたすら考えた一年でした。その年をどう過ごしていたか今思い出すと、もがいて、足掻いて、迷走して、、、終わりの見えない恐怖と不安が重くのしかかり、脱する術が見つからない。見つけられないから、考えなくて良い睡眠に逃げ込む。けど、終日寝てる自分にまた罪悪感。でも脱出方法は見つからない、、、そんな毎日でした。

 

人は毎日1日を生きていく中で、『当たり前』の定義を自分で更新しています。今となっては大多数の人が外でマスクをしていることが当たり前。コンビニやスーパーのレジには透明のシートが貼られているのが当たり前。携帯ショップの商談テーブルにパーテーションが設置されているのが当たり前。そのどれもが1年前は『異端なもの』だったのに。

昨日まで、先月まで、去年まで起きていた自分の出来事や日常が当たり前で、【病気になった自分は異端でダメな状態】。そんなインプットをしてしまうと戦いはどうしても長期化してしまいます。短期決戦の特効薬は無いにしても、自ら長期戦に挑む必要もなかったかなぁ?と今では思います。

 

自分にとっての日常をほんの少しだけ緩めるところから始めていきませんか?僕のように1年前後費やさなくても、自分にとっての心地良さを見つけられるかもしれません。