(うつで外に出られない時)重たい一歩
うつ病と診断を受けた初期、再発した当時、双極性障害と診断された当時、ぼくはいずれも一人で外に出ることができませんでした。
それまで交流のあった人に会うのも辛いし、周りの人みんなが幸せそうに見える。実際は、人それぞれ悩みや苦しみがあるはずで、それも分かっているのに。どうしても感じてしまう。
自分だけが苦しいのではないか?
周りの人が(楽しそうで)羨ましい
ひどい時には自分の子供たち(小学生)とも比較して、「この子たちも楽しそうだし頑張ってるのに、自分だけがいつまでも沈んでいる」と考えることもありました。
うつの症状が酷い時には、ゆっくりしているのが基本。無理に動く必要も無いし、動いてよりしんどくなる位なら、じっとしていたほうがいい。でも、じっとしているのは、『治るから』わけではなく、『回復するから』です。うつから抜け出して完解に至るには、回復した後に社会復帰へのリハビリをし、【再発防止策】を用意する必要があると思います。
うつ病や双極性障害は、再発率の非常に高い病です。それは人に比べてメンタルが弱いとかではなく、『癖』の問題です。自分の癖に気付いて、矯正(調整)することで、初めて『治る』に至るんだと思います。骨折した時も、骨がくっついたらリハビリをする。その後で周りの筋力を鍛えて再発防止に努めます。心の病もこれと一緒だと思います。
うつがある程度落ち着いてきた
今日は少し気分が良い
そんな時にリハビリを少しずつ始めておくと、後の再発防止策に進みやすくなります。シンドいのは百も承知。そこで踏み出す一歩が、自分の後につながります。