躁うつリズムのサラリーマン

うつ病・双極性障害Ⅱ型により、同じ職場で3度の休職をしているぼくのリアルな体験記。『病気は個性』と思える日がやってくる。

うつ期の選択

あの日、あの時、もし逆の判断をしていたら、今頃自分はどうなっていたんだろう・・・ふとした時に考えることがあります。

3回休職していますが、その全部が休職になる前は『今の辛さから目を背けたい。休みたい。逃げ出したい。』そう思っていました。【ある意味自らの意思で休職を選択した】流れです。休職になるにはお医者さんからの診断が必要ですが、正直な話、休職が必要と言われた時はホッとしたし、ちょっと嬉しいとさえ思っていました。(実際には休む辛さが待っているのですが 笑)

自らの意思によるものと考えると、もしも『休まない!踏ん張る!乗り切る!』と舵を切って仕事を続けていたら、今頃病気に打ち勝ってバージョンアップしていたかもしれない。評価されて昇進していたかもしれない。今とは違う良い景色が見えていたのかもしれない。そんなことを考えて後悔してしまう時が今でもあります。

 

人間は、毎日毎日朝起きてから夜寝るまで『判断の繰り返し』をしています。例えば、朝目覚めたら二度寝するかどうかを悩んで判断(行動)する。お昼ご飯をラーメンにしようかカレーにしようか、今日は晩酌をしようか辞めておくか、こんなことも判断にあたります。仕事で言うなら、今日は軽めのタスクを3つ片付けるか、それとも重たい案件を1つ片付けようかと言ったような場面も判断にあたります。仕事にせよお昼ご飯にせよ、その時にした判断が正解(不正解)かは、『選択した後の満足度』で決まるように思います。だから、正解か不正解かの二者択一の選択は手段に過ぎなくて、大事なのは選んだ選択でどう自分を満足、納得させることが大切なんだと思います。

 

ぼくは選んだ道にずっと否定、罪悪感、危機感ばかりを抱えていましたが、「仕事を休まない」という選択をしてもきっとシンドいままだったんだろうなといつも思考が着地します。でもあれがもし「会社が休んで良いって言ってるんだから思いきり羽を伸ばそう」と考えられていたら、きっと満足度が高まり、病気を受け入れるのが早まり、結果として寛解期が早まっただろうなぁと思います。

自分のした選択をどう意味づけるかで日常の心持ちが変わります。よければ意識してみて下さい。