対処療法と根本治療
こんにちは。
今日もブログを見ていただいて
ありがとうございます!
双極性障害の診断を受けてから半年が経ちました。
ここ1ヶ月前後は状態が安定していて、
ただ今安定期間の記録を更新中です^ ^
このまま時が過ぎて自身と体調が回復すると嬉しい限りなので、
今は油断せず・焦らずを自分に言い聞かせて過ごしています (#^.^#)
休職になってすぐのぼくは、
毎日昼過ぎまで布団から出られませんでした(;_;)
ぼくには小学生の子供が居るのですが、
朝の登校時は見送ることができず(;_;)(;_;)
子供が学校から帰宅する前に
何とかギリギリ布団から起きて
普通を装うので手一杯な毎日を過ごしました。
眠たくて寝ているわけではないんです。
布団の中でひたすら後悔と自分責め。
目が覚めた瞬間からひたすらネガティブな自分と戦う。
そんな毎日でした。
1ヶ月が過ぎて、
ようやく朝起きれるようになったんですが、
今度は気分の波との戦いです(;_;)(;_;)
双極性障害ならではの、躁とうつを繰り返す日々。
数日は規則正しく起きれたと思ったら、
ある日また起きられなくなってしまう。
起きられない日が1日おきに来る時もあれば、
10日くらい連続することもある。
そうかと思ったら、ころっと元気になって
1日中楽しく過ごせることもある。
気分が良い日が続くと、それまでの反動で
積極的に外出してみたり、人との接触をしたい
衝動になりました。実際行動もしました。
でもいざ動いてみると、ちょっとでも自分にとって
ネガティブなことが起きたり、
他人が健康に過ごしていることへの
羨ましさや劣等感を抱いたり、、
ぼくの状況を何も知らない親戚や友達に
近況や仕事のことを聞かれては
なんとなくはぐらかす会話をしたり、、、
とにかくこの流れを繰り返しました。
そしてこの不安定な状態から脱却したいと考えば考えるほど、
より上手くいかない。
いつになったら治るんだ、、
社会復帰してみたら案外大丈夫なんじゃないか、、
とにかく治った、元気になった(なっている)手ごたえを感じたい
すがる思いで、期待を込めて定期通院するのですが、
主治医から出てくる答えは
「焦らず、ゆっくりいきましょう」
「今は休む時。そのうち時間とともに回復していきますから」
違うんだよ!
オレは早く社会復帰したいんだ!
ゆっくりなんて言ってられないよ!
元気になる方法(答え)を教えてくれよ!
心の中ではずっとそう思っていました。
つまり、
ぼくは心療内科の先生に【完治の方法】を求め続けていました。
でも最近は考え方が変わってきています。
心が健康なときに、
『時間があるから心療内科に行こう』なんて人は居ません。
ぼくも含め、多くの人は調子が悪くなって初めて
心療内科や精神科の門をたたきます。
そしてその状態に応じて精神療法の指示を受けたり、
クスリを処方されて病気への対処が始まります。
これって歯医者さんの流れに似ていませんか?
歯が痛くなったから歯医者さんに行く
↓
歯医者さんで痛い歯を治してもらう・対処してもらう
↓
終了
大抵の方がこの流れではないでしょうか?
一方で、虫歯への感度が高い人や歯の健康を重視する人は、
定期的に検診に行き虫歯になりそうな要素を把握したり、
虫歯の原因になる歯石や歯周病の根本治療や予防をしています。
ある国では、歯医者さんは「ドクター」と「デンティスト」に
大別されるそうです。
ドクターは歯のお医者さん;口腔内の根本治療
デンティストは歯を治す人;虫歯への対処療法
心療内科や精神科も、デンティストの要素、
対処療法の要素が強いと思いませんか?
ぼくはそう捉えるようになってから、病院との向き合い方や
病気との心構えが変化しました。
対処療法=痛くなった(具合が悪くなった)箇所を治す
⇒主治医の指示に従って心の状態が安定するのを待つ
根本治療=治った(状態が安定した)後に病気の原因になった要素を取り除く
⇒自分で探したりカウンセリングで気付いて打ち手をうつ
躁とうつの波はしんどいし、サラリーマンでありながら
休職が長引くのは心的ストレスはありますが、
今は対処療法の段階。根本治療はそれからでいい。
そう思うようにしたら、休職という現実も
躁とうつを繰り返す日々も受け入れられるようになりました。
あなたは今対処中でしょうか?それともそれはクリアしていますか?
今焦りを感じている人や毎日辛い思いをしている方が
いらっしゃいましたら、この考え方を少し取り入れてみて下さい。
きっとほんの少し現状を受け入れられるようになります。
では。
*1:+_+