躁うつリズムのサラリーマン

うつ病・双極性障害Ⅱ型により、同じ職場で3度の休職をしているぼくのリアルな体験記。『病気は個性』と思える日がやってくる。

(双極性障害Ⅱ型)病気と健康の境界線

つい先日、新聞で世界保健機関WHOが、ゲーム依存を正式に病気として認定したという記事を見ました。アジアの一部地域では親への暴力行為や不登校などで社会問題にもなっているそうですね。スゴい時代です。

一方で、eスポーツという名前でゲームを競技化し、数年後にオリンピックの正式種目として認定されるか否かという事実もあります。このeスポーツの世界で一流の選手になる為には練習が必要で、その為には人より上達して強くならなくちゃいけなくて。その為にはゲームをしなければいけない。eスポーツの世界に身を置けて活躍できれば褒められるけど、そうじゃなければただのゲーム好き。ともすればゲーム依存という病気と判断されてしまうかもしれない。線引きの難しい話です。

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ぼくは自分が双極性障害と診断され、一定期間休職したことで睡眠障害や不安感は回復してきました。診断当時に比べると、躁と鬱の波も小さくなっているように感じています。でも、ふと思うことがあります気分が落ちている時、「病気だから落ちているのか?それとも今日たまたま気分が優れないだけなのか?」元気だと感じる時、「今日はたまたまテンションが上がっていたのか?それとも躁転してしまったのか?要は病気レベルと完解レベルの線引きがわからなくなる。実態の見えない病なだけ、判断基準がよくわかりません。

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今は休職していて仕事をしていません。もう7カ月になります。今はそこそこ元気です。でも、仕事に戻れて普通にやれるのかどうか?仮に最初は良くても日を重ねるごとに辛くなって再発しないのか?と言われたら、「大丈夫」と言えるレベルかどうかはわかりません。以前主治医の先生に、「復職できるかどうかの判断は、規定就業時間(8時間)をストレスなく過ごせるかどうか」と言われたことがあります。正直そのジャッジは、やってみないとわかりません。

 

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そもそも仕事においてストレスなく過ごし続ける人っているのでしょうか?

ぼく自身は、病気と縁遠い生活をしていた時期でも、仕事にたいしてストレスがゼロだと思ったことはありません。大好きなことを仕事にできている人であれば別かもしれませんが、仕事をしている以上は、一定レベルのストレスはあると思います。なので、双極性障害に限らず、日によってストレスが大きかったり小さかったりすることはあるでしょう。そういう意味では、健常者の方でも、明日の規定就業時間をストレスなく過ごせるのか?と言えば、「やってみないとわからない」だと思います。

 

ストレスに対しては、人それぞれの解消法を持っていると思いますが、ぼくは病気になる以前は、友達と飲みに行って発散するか、ストレスにならない業務に没頭して鎮めるか、早く帰宅して家族と楽しむかのいずれかでした。実際その方法で仕事のストレスは解消できていて、翌日に引きずることなく出社できていました。ぼくは去年うつで1か月休職した後、4月から7か月間復職しましたが、9月くらいまでは以前と同レベルでストレスを克服できる状態でした。さらに、うつを克服できたことが自分の糧となり、以前のぼくよりも力の抜き加減を知っていて、自分としては楽に仕事できている手ごたえを感じていました。でも結果は、、、、難しいモンです(笑)

 

去年の復職時、ぼくは休んで迷惑をかけていた分頑張ろうと張り切って働きました。少し張り切りすぎると、「あれ大丈夫?飛ばし過ぎじゃない?」と言われる。それを受けて少しセーブしておとなしくしていたら、「最近元気ないけど、またヤバいんじゃない?」と言われたりする。当時もどこに着地すればいいのかよくわかりません。当時も完全に迷路です。

 

『一体何がオレの正解なわけ??!!』

 

 

 

今もある意味同じ悩みを抱えている状態。相変わらず迷路です。何が正解なのか、どこで回復の線を引くのがいいのかはわからない。ゴールがわからない。

 

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でも、そう思いながら迷路を楽しんでいる自分がいます。相変わらず職場への復帰は「やってみないとわからない」です。多分ゴールはないし、ゴールを追う必要もないんじゃないかって今は思っています健康な状態でも、明日の仕事がストレスになるのかもしれないんです。健康でもゴールが見えないんです。だとしたら、専門の病院が病気で治療が必要と診断されているぼくに、土台ゴールなんて見つかるわけありません。だからゴールを追うのは辞めて、一日をどう過ごすかに没頭するようにしました。朝起きる時間から日中にやること、入浴やブログアップなどの時間をすべて決めてその通りに行動する。それを続けていくうちに、一日への満足度が向上し、結果的に状態が安定してきたように思います。

 

もし、ゲームの世界のように、m(メンタル)スポーツという種目が出来たら、ぼくは病気とされるのか、それとも強い選手と称されるのか・・・

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