躁うつリズムのサラリーマン

うつ病・双極性障害Ⅱ型により、同じ職場で3度の休職をしているぼくのリアルな体験記。『病気は個性』と思える日がやってくる。

(今心の病でシンドい方へ)キズの深さがプラスに変わる

ぼくは幼い頃からサッカーをやっていました。今も社会人のサッカーチームに所属していて、体調が良い時には練習や試合に参加しています。先日久しぶりに試合に出場したのですが、驚くほど足がもつれまして何度も転んでしまい、数ヶ所スリ傷を負いました 苦笑

誰もが経験されているかと思いますが、その夜のお風呂はしみる荒業になりました、、

 

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思えば、今まで様々な箇所に何度もキズを負ってきました。その都度お風呂でしみる思いをし、痛み悶えていたハズですが、その一つ一つの全ては覚えていません。でも、今でも跡が残っているキズについては、不思議と当時のことを鮮明に覚えています。

どんな場面でキズを負い、どの位の期間お風呂が染みたのか。当時どんな感情を抱いていたか。身体にキズ跡が残ることに対して、喜ぶ人は居ないでしょう。出来ればキズ後は無いに越したことはありません。

 

ぼくはスリ傷の他、1歳の時に椅子から落ちてほっぺたを3針縫う大ケガをしました。流石に1歳なので、当時の感情までは覚えていませんが、縫った後にキズが痛くて泣いた記憶はボンヤリあります。物心がついた頃には、その縫った跡がコンプレックスで、友達に「ほっぺたに割り算3つある!」と茶化されたこともありました。毎日鏡を見ては、キズのある側の顔が嫌いで仕方がありませんでした。悔しくて。

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でも、それは全て、今となっては良い想い出として消化しています。不思議なモンです。キズが無くなったケガのことは覚えていないのに、キズが残っている、深いモノほど思い出として昇華されている。

 

ぼくは心の病も同じだと思っています。小さな悩みは忘れて終わり、大きな苦労(双極性障害)は後々今後の糧となって良い思い出、良い経験になる。今シンドい思いをしていれば居るほど、教訓としてしっかり刻まれる。そう考えると、今のキズが深くなるほど、ある意味良いのかもしれません。

「あの時はシンドかったなぁ。嫌で嫌で仕方がなかったけど」こう思える日がそのうちやってくる。

 

お風呂で身体にあるキズ跡を見ながら、ふとそう思えた日1日でした。